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 工務店の選定について

 

 
地域に根付いた工務店は地域の皆さんの信頼のもとで成り立っています。そのような工務店数社と協働して、技術面・コスト面で信頼し安心出来る家づくりをしてきました。
工務店の選定は家づくりをする上で最も重要なことの一つです。図面通り建物が建てられること、適正な見積りが作成され納得のいく工事契約が出来ること等、家づくりの本質的なものは工務店の持つ技術や理念に左右されるからです。
余談ですが、工事が始まると建て主さんの要望でちょっとした変更があったり、思わぬトラブルが生じることがあります。複雑な施工になれば事前に職人さんを集め話し合い、知恵を出し合うことも常となります。それらに施工者として前向きに対応できる工務店とそうではない工務店があるのも事実です。
このように大切な工務店選びを図面が出来上がってからするのではなく、基本設計中あるいは実施設計に入ってすぐに行います。その工務店が得意な方法・段取りに合わせた設計をすることで、コストのムダや工期短縮を図りやすくします。また、その工務店が手がけている現場や実際の建物を見るなどしてじっくり考える間もでき、安心や信頼を築いた上で工事契約に至ることが出来るのです。
 
図面が出来たら工務店による工事費の見積りをします。規格住宅のように坪単価+オプション代で簡単に見積りが出来るわけではありません。もちろん経験上おおよその工事費は見当を付ながら設計をします。
10の建て主には10の住宅・仕様があります。工務店は図面を見てその建物を施工するための手順を考え、必要な材料と施工人数を計算しいかに正確にかつ合理的に段取りしきれいに作れるかを検討し、見積りを作成します。
建物が完成した後は設計者と工務店がタッグを組み、長期間建物をメンテナンスするという形で建て主とのお付き合いが続くことになります。言い換えると家の主治医ということになりますね。
世代を超えて住むことが出来る、資産価値の高い家づくりをしてまいります。
 
2016.07.14