船橋・宮本の家 基礎・構造


 
1.
解体初日は雪になりました。周辺の住宅や道路に対しての安全対策のため、足場と養生網をかける作業を始めていました。2週間程度で解体完了の予定ですが、前面道路が3mちょっとと狭いため重機が入りそうにありません。基礎も人力による解体になるような話をしていました。ご苦労様です。2月7日に地盤調査の予定です。 

 
 
2.
解体が進んでいますが・・・当初予定よりも1週間程度遅れるようです。道路が狭く重機が入らないこと、雪の影響も少なからず・・・。
今回は工程的に余裕があるので、近隣の住宅に迷惑がかからないよう丁寧に解体してもらうのが一番大切なことだと考えています。
地盤調査も1週間程度後にずらしてもらうことにしました。

 
 
3.
地盤調査に立ち会ってきました。東日本震災ではあまり被害が無かった地域ですが、調査結果に基づく杭の選定にも慎重を期すつもりです。
写真奥はスウェーデン式サウンディング調査機で、手前はSDS調査機(土質推定試験)となります。
何日か前に調査をした浦安の家と同じ調査員が担当していました。顔見知りだと何かとやりやすいものです。
聞きましたら比較的浅い層でそれなりに硬い地盤が出てきそうだということでした。10年前に近所で建築した息子さん宅では柱状改良杭を採用し、地震に耐えました。川から若干離れるので息子さんの家よりも費用が抑えられるかもしれません。期待したいところです。

 
 
4.
検討の結果、柱状改良杭を採用することになりました。
河川も近くやや軟弱な地盤です。液状化対策としては十分ではありませんが、この地域は東日本震災では液状化していません。砂地盤ではないこともあり、現実的な地盤対策を採用するという方針です。
地下水位が高く施工前日の雨の影響もあり敷地全体が何となく湿っぽい感じでしたが、作業は順調に進みました。数日間養生をして基礎工事に入ります。

 
 
5.
杭打ち完了後は砕石工事です。
分かりにくいですが、 の円の中に杭の頭が出ています。 赤い丸で囲った木杭の上端を目印にコンクリートを打つことで、仕上がり面を平滑にすることができます。捨てコンクリートに印を付けることで正確に配筋したり型枠を組むことが出来ます。
仕事にはひとつずつ意味があり、抜くことは出来ません。

6.
配筋工事が終わり、保険会社の検査を受けました。
将来問題が起きると保険会社が費用負担しなくてはならないのでしっかり見ていきます。建て主さんにとっては心強いですね。
小生もしっかり見ます。設計した者でしか分からないこともあり・・・1つお願いしてきました。気になりますか・・・?
 
構造的には問題にならないのですが・・・玄関のレベルについて。図面よりも若干高くなるようでしたので、少し下げてもらうようにしました。

 
7.
基礎工事が完了し、上棟に向けて土台を据えています。
写真に写っている空色のボードは断熱用のウレタンフォームです。基礎全体を断熱すれば床材の裏の断熱は不要です。隙間から冷気が入り込むこともなく床下を結露からも守ってくれます。
設備配管がある部分では細かく細工して出来るだけ欠損の無いようにしてくれています。見えないところも丁寧に!

 
 
8.
上棟しました。重機が入れないため、レッカー車を使わず人の手で2日かけて組み上げました。
見ていましたが、ロープを使い流れ作業で上げていく作業は体力が勝負で、小生だったら翌日腰痛になるのは必至です。ご苦労様です。
ちなみに小生の現場では3つめです。市街地では割りとポピュラーな感じです・・・足場屋さんの上棟システムを利用しなくても上棟出来る工務店さんが仲間なので助かります。やはり大工が土台から丁寧に据えないと上の方で歪むことがあるので・・・。
 
 7月に完成見学会を開催します。詳しくは  こちらから。
 

宮本の家 基礎・構造


 
1.
解体初日は雪になりました。周辺の住宅や道路に対しての安全対策のため、足場と養生網をかける作業を始めていました。2週間程度で解体完了の予定ですが、前面道路が3mちょっとと狭いため重機が入りそうにありません。基礎も人力による解体になるような話をしていました。ご苦労様です。2月7日に地盤調査の予定です。 

 
 
2.
解体が進んでいますが・・・当初予定よりも1週間程度遅れるようです。道路が狭く重機が入らないこと、雪の影響も少なからず・・・。
今回は工程的に余裕があるので、近隣の住宅に迷惑がかからないよう丁寧に解体してもらうのが一番大切なことだと考えています。
地盤調査も1週間程度後にずらしてもらうことにしました。

 
 
3.
地盤調査に立ち会ってきました。東日本震災ではあまり被害が無かった地域ですが、調査結果に基づく杭の選定にも慎重を期すつもりです。
写真奥はスウェーデン式サウンディング調査機で、手前はSDS調査機(土質推定試験)となります。
何日か前に調査をした浦安の家と同じ調査員が担当していました。顔見知りだと何かとやりやすいものです。
聞きましたら比較的浅い層でそれなりに硬い地盤が出てきそうだということでした。10年前に近所で建築した息子さん宅では柱状改良杭を採用し、地震に耐えました。川から若干離れるので息子さんの家よりも費用が抑えられるかもしれません。期待したいところです。

 
 
4.
検討の結果、柱状改良杭を採用することになりました。
河川も近くやや軟弱な地盤です。液状化対策としては十分ではありませんが、この地域は東日本震災では液状化していません。砂地盤ではないこともあり、現実的な地盤対策を採用するという方針です。
地下水位が高く施工前日の雨の影響もあり敷地全体が何となく湿っぽい感じでしたが、作業は順調に進みました。数日間養生をして基礎工事に入ります。

 
 
5.
杭打ち完了後は砕石工事です。
分かりにくいですが、の円の中に杭の頭が出ています。赤い丸で囲った木杭の上端を目印にコンクリートを打つことで、仕上がり面を平滑にすることができます。捨てコンクリートに印を付けることで正確に配筋したり型枠を組むことが出来ます。
仕事にはひとつずつ意味があり、抜くことは出来ません。

6.
配筋工事が終わり、保険会社の検査を受けました。
将来問題が起きると保険会社が費用負担しなくてはならないのでしっかり見ていきます。建て主さんにとっては心強いですね。
小生もしっかり見ます。設計した者でしか分からないこともあり・・・1つお願いしてきました。気になりますか・・・?
 
構造的には問題にならないのですが・・・玄関のレベルについて。図面よりも若干高くなるようでしたので、少し下げてもらうようにしました。

 
7.
基礎工事が完了し、上棟に向けて土台を据えています。
写真に写っている空色のボードは断熱用のウレタンフォームです。基礎全体を断熱すれば床材の裏の断熱は不要です。隙間から冷気が入り込むこともなく床下を結露からも守ってくれます。
設備配管がある部分では細かく細工して出来るだけ欠損の無いようにしてくれています。見えないところも丁寧に!

 
 
8 .
上棟しました。重機が入れないため、レッカー車を使わず人の手で2日かけて組み上げました。
見ていましたが、ロープを使い流れ作業で上げていく作業は体力が勝負で、小生だったら翌日腰痛になるのは必至です。ご苦労様です。
ちなみに小生の現場では3つめです。市街地では割りとポピュラーな感じです・・・足場屋さんの上棟システムを利用しなくても上棟出来る工務店さんが仲間なので助かります。やはり大工が土台から丁寧に据えないと上の方で歪むことがあるので・・・。
 

■ 7月に完成見学会を開催します。 
  詳しくはこちらから。