高根台の家

高根台の家

構造：木造在来工法　2階建て
場所：千葉県船橋市
竣工：2016年
施工：株式会社 大三商行

静かな住宅街に建つ大きな庇のある住宅。
雨に濡れずに車から玄関まで行けるよう大きな庇が駐車スペースから玄関までつながっています。また、庇による日影を最小に抑えるため、玄関まで単調な感じにならないよう庇の幅、高さ、仕上げ材料などに変化を持たせています。
1階には深夜電力による蓄熱式の床暖房が敷設されています。深夜帯の安い電気で建物内を温めることが出来ます。建物は南向きで日中たくさんの陽を採りこむことが可能ですが、深い庇があるため夏には直射日光が家の中に当たりません。窓を開けると涼しい風が抜けていきます。
内装について。床は１階：無垢のなら材、２階：吉野ヒノキとしました。2階の天井は杉の野地板（屋根葺きの下地材）を表しています。壁は左官仕上げ、建具には和紙や障子を多用したので温かい雰囲気になりました。当方に依頼される住宅としては珍しく和室もしつらえています。和瓦葺きで外壁は薄いウコン色、一部建物から凸した車庫、アプロ－チ庇は杉板張りとし全体的に少し変化を付けながらやさしい雰囲気になるよう配慮しました。