豊田和久建築工房
建築事例
宮本の家
構造：木造準耐火構造 在来工法 3階建て
場所：千葉県船橋市
竣工：2018年
施工：株式会社 大三商行
駅に近い敷地に建つ3階建て二世帯住宅。
駅から近く、古い住宅街にある22坪のコンパクトな敷地に建つ二世帯住宅です。許容延床面積は120㎡(36坪)と二世帯住宅にしてはコンパクトに納める必要がありました。
1階に親世帯、2・3階に若夫婦世帯という構成で世帯ごとに浴室、洗面、トイレ、キッチンを設けていますが、本格的なキッチンは1階のみとし、2階にはミニキッチンを設けています。
内装について。壁、天井はクロス張りをしていますが、フローリングは無垢のナラ材やヒノキを採用しています。クローゼット・キッチン収納・下駄箱などは米松を採用し、大工さんや家具屋さんによる手造りとなっています。
各階は扉を開くことでワンルームになるよう計画されているので、階ごとにエアコンは1台で済むようになっています。夏は庇により日差しを遮り、冬は大きな開口により陽の光を採り込むというパッシブ設計の手法も採用し、エコで快適な住まいとなっています。
| 施工床面積 | 120,37㎡(36.41坪) |
| 構 造 | 木造、在来工法、地上3階建て |
| 内 装 |
床 : 無垢フローリング(ナラ、ヒノキ) |
| 外 装 |
壁 ：左官仕上げ |
| 設 備 |
システムキッチンW＝2,400、食器洗浄機、ユニットバス |
【建て主の声】
実家が老朽化により不便になったことと私達の家探しが重なったことで、10年ほど前に弟宅を設計してくださった豊田先生に2世帯住宅の相談しに行ったことが設計依頼のきっかけでした。
狭い敷地ですが広く住みたいという我が儘を実現するためのプランを何案も挙げていただけたり、2世帯ならではの生活時間のずれをカバー出来る間取りの提案を頂けるなど、いかに母と私達とが暮らしやすくいられるかを考えていただけたことが大変嬉しかったです。
思えば家を建て替えると決めてからは選択肢が無数にある中選ぶことに悩む連続でしたが、そのすべてで後悔なく選択できたと思えるのは豊田先生が豊富にお持ちの経験則から導いてくださったお陰だと思います。
夏に引渡しを受けたのですがこれまでよりも楽に残暑を乗り越えることができ、断熱性能のみならず屋外の物音もほとんど気にならないなど、「家が快適」といういままで無かった経験に感動しています。
これからの日照時間が短くなる季節に向け、綿密に陽当りを計算していただいたこの家で過ごしていけるのが楽しみです。