見せる・魅せる・木構造の住まい

見せる・魅せる・木構造の住まい


一般的には天井裏に隠してしまう屋根や2階床の構造部分『小屋梁・床梁・垂木』はきちんと設計すれば力強く、キレイで、リズミカルなものなんです。逆にただ構造材を隠すための『天井材』とか『天井裏空間』を省いてしまえばコストダウンが可能で、更に屋根の高さを低く抑えても高い室内空間が確保出きるというメリットがあります。


建物の規模・広さは平面的な面積だけではなく空間的なボリューム(天井高)と考え、天井裏を作らない・屋根の形がそのまま室内空間になるようデザインし、構造部分を見せる・魅せることで力強さや木のぬくもりを表現したいと考えています。鉄骨造やコンクリート造と同様に、木造でも構造を見せることで素材の持つ良さを表現できるのです。


また屋根の構造部分に断熱材を直接納めることで無駄のない高い断熱性を確保し、屋根直下の暑さ・寒さを防ぎ、気持ちの良い大空間・小屋裏空間を創り出しています。


道路側に緩やかに湾曲する屋根の下地を見せています。明るく柔らかい居間になりました。

高度成長期に建てられた住宅。屋根裏の丸太の太鼓梁や小屋束を洗って塗装しロフトに改修しました。


湾曲した屋根の梁・垂木・下地の合板を現しにしました。白く染色して柔らかく、暖かい雰囲気の仕事場になりました。

クジラの背中のように波打つ屋根の構造部分を現しにしたので、そのまま波打つ天井になっています。道路側の建物高さを抑えてもホールの天井の高は十分確保しています。


隣家の屋根越しに午後の陽を採り入れられるよう天井を高くして高窓を設けました。天井が低い部分は屋根も低くなっていて、中庭を挟んだリビングに陽の光が入るようになっています。


北側の隣家側に配慮し屋根を低くしても南側から陽が入るよう勾配屋根にしてります。高さの無駄のないよう屋根下地が天井を兼ねています。


軒天井の下地・構造材を現しにしています。外壁の杉板と同じ明るいグレーにしました。長い廊下が単調にならずリズミカルに感じられます。

トイレに天井は屋根下地の杉板と構造部材である垂木を現しにしました。壁は下地用のセメントをスポンジで擦ることで素朴な雰囲気になりました。


切妻の勾配屋根の梁・柱・筋交いを現しにしました。天井が高く、力強いリビング・ダイニングになりました。


密集した住宅地に立つ屋上付きの住宅。建物の高さを抑えるため、屋上の床を支える梁を現しにすることで十分な天井高を確保しました。。


キッチンの上は3畳程度の図書コーナーになっていますが、空梁の先端まで床を張れば5畳近い洋室にもなります。将来そうするかもしれません。杉板を張ったキャットウォーク越しにベランダからの陽が入ってきます。


隣家の屋根越しに午後の陽が入るよう、屋根勾配なりの窓を付けました。


瓦屋根の下地の野地板をそのまま見せています。和の空間に合うよう杉の柾目をそのまま見せています。


斜線制限をクリアするために1・2階共に梁を現しにしています。染色せず木をそのまま見せています。


大断面修正を用いた奥行き9m近い大きな保育室を仕切る鴨居と登り梁。