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浦安の家 大工工事


 
9.

屋根断熱や建材の湿気を抜くこと、屋根の熱気を逃がすなどの理由で、屋根にも通気工法を採用しています。そのため、野地板(下地の板)はタイプが違うものを二重に張っていきます。
写真、大工さんが張っているのが1枚目の野地板です。野地板の裏に詰める断熱材の湿気が逃げられるよう透湿性のある板となっています。柔らかく、踏み抜いてしまうことがあるのでちょっと危険な作業です・・・。
下の段には既に1枚目の野地板の上に防水・透湿シートが張られ、垂木(45mm×55mmの角材)も並べられています。工程を説明しやすい良い写真です。
この垂木の上に針葉樹合板(2枚目の野地板)を貼りますが、それが屋根仕上げ材の直接的な下地となります。この垂木の高さ55mmが通気層となります。屋根の通気層は壁の通気層とつながっていて、壁や屋根下地の乾燥状態を保つ役割を果たすことで建物の耐久性が高まり、熱を逃がすことで夏の快適性が向上します。
完成してしまうと見えない部分ですが、必要な部分にはお金や手間をかけなくてはなりません。


 
10.

屋根の仕上げ工事をしています。下地は大工さんが造りますが、仕上げは屋根屋さんが行います。
黒いシートは防水シートです。一段高い部分は2階のホールで、すでにスレートが半分ほど張られています。天井が高く、午後からの日差しを採り込むことと、夏の熱気を逃がす目的があり、気持ち良い空間になると思います。
今回は屋根面積が広く雨漏りを防ぐために3寸勾配になっています。


 
11.

庇は勾配が緩く、雨漏り防止のためスレート葺きは出来ません。ガルバリウム鋼板のタテハゼ葺きを採用しています。
道路からもよく見える部分なので、下地・仕上げ兼用の垂木(野地板を支える角材)は1本ずつ丁寧に梁を欠き込んでからはめ込みます。野地板(屋根ふき材の下地板)も天井仕上げを兼ねるので無垢の杉の板を使います。
南の庭にも庇があり合板で造る予定でしたが、監督が大工さんと相談して無垢の板で造ってくれることになりました。ありがたいです。


 
12.

屋根に引き続き、大工さんが行うのが耐震工事です。筋交や耐震用の透湿ボードを取り付けていきます。また柱や梁、筋交いの取り合い部分には接合部が破断しないよう、様々な種類の金物が設置されます。
金物の仕様については許容応力度計算という構造計算をして決めています。10種類以上あり大工さんが図面を見ながら1つずつ付けていますが、確認にも1時間程度かかります。
今回はプラン的に壁が比較的多く設けられたので、基準の1.6倍の強度となっています。


 
13.

窓は断熱性能が違う2種類のサッシを使い分けています。サイズが大きく、冬の熱の損出も大きくなる窓は断熱性能の高い樹脂製サッシで、それ以外の比較的小ぶりな窓はシャープに納まり価格も若干下げられるアルミと樹脂の複合サッシです。
写真は食堂の吹抜けの窓ですが、大きいことから樹脂サッシにしました。下の引き違い窓の一方はお隣の庭に面しており、互い気にならないよう型板ガラスにしています。
上の4つはハメ殺し窓です。上下の窓は幅が揃うよう、両端のハメ殺し窓の幅は特注寸法となっています。
木の枠が付くと一体の窓に見えるはずです。乞うご期待です・・・。


 
14.

11.で紹介した庇の造作工事が完了しました。
梁は米松で構造計算して大きくはねだしています。畳1枚分・・・野地板(屋根材を載せるための下地板)は、化粧を兼ねているので杉板です。大工さんが丁寧に入れてくれた垂木と杉板がキレイに納まりました。
コンクリートの丸柱との対比が気に入っています。杉板は白いオイルで染色する予定です。


 
15.

作業の中心が内部になり、断熱材の充填が済みました。外壁に面する壁と、屋根の断熱材の施工状況です。通常よりも繊維の細かい断熱材で高性能タイプです。
繊維が細かいのでチクチク感も軽減されて、大工さんにも細かい部分への充填をお願いしやすいのが良いところです。しっかり詰め込まれているので、特に今の時期は屋根からの暑さの軽減が実感できます。
壁内の除湿対策も万全です。入った湿気が部屋の内側にも外側にも自由に抜けられるよう、ビニールにラッピングされていない断熱材と、外壁側には透湿性の高いボードを使用しています。
細かい質問がある方は連絡を頂ければご説明します・・・ここでは割愛します。


 
16.

フローリングを張っています。欠品が無いか、一旦広げて確認しながら作業を進めます。
左端から張っていますが、かすかに見える緑色の梱包ひもはスペーサーです。広葉樹のフローリングは少し隙間を開けて張るのが流儀です。
無垢の板なので少しの隙間は良いのですが、広がって押しあった末にフローリングが浮くのだけは避けなければなりません。
細かいことですが、フローリングの端を削り落としサッシの下にきちんと差し込んでいます。一手間加えていい住まいになっていきます。


 
17.

外壁左官下地の杉板を張っています。小生が設計を始めた頃は通気層は設けないのがほとんど(実際には見たことがありません)でしたが、建物の長寿命化のため小生の現場では左官仕上げの場合も通気層を設けます。
写真下の方、横向きに張っているのが左官下地の杉板です。その下に縦方向に打ち付けられているのが通気層を造るための縦胴縁です。壁の通気は屋根の通気につながっている様子が分かると思います。
ちなみに横方向に張られている板も1cm程度の隙間を空けているので、縦にも横にも風が流れるようになっています。入った湿気や水を乾かすための対策です。
水が入らないようにするのも、入った水が抜けやすくするのも、どちらも大切です。


 
18.

14.で紹介した軒天井が更に仕上がりました。
跳ね出している庇部分は杉板で、柱から右側の2階洋室の底にあたる部分は松の合板です。どちらも白いオイルで塗装する予定です。
松の合板は下地用ですが、綺麗なものを入れてくれたのでいい感じに出来ています。


 
19.

収納を造っています。
鴨居は図面ではシナランバーという合板に溝を切る予定でしたが、無垢のツガ材を使ってくれることになりました。より綺麗に納まりました。
上に見える、窓の下にぴったり合わせて造られています。


 
20.

大きな住宅を普通のルームエアコン2台(1階と2階各1台)で空調出来るように計画しています。夏は冷気が1階に溜まり、冬は暖気が2階に溜まります。それをダクトファンで循環させるのですが、出来るだけコンパクトに納めたいと考えています。
ダクトファンは当初左の写真のように壁の中に納める予定でしたが、大工さん、電気屋さんと皆でアイデアを出し合い天井裏に納めることにしました。
結果、壁の中は右の写真のようにダクトとエアコンの冷媒管だけになり、コンパクトに納められそうです。


 
21.

前回話題にしたダクトとファンはこのように・・・壁には送風ダクト・エアコンの冷媒菅・スイッチボックスだけが納まります。天井裏ににはファンが。振動を抑えるためにFケーブルで吊っています。
ファンを動かした時の風圧でファンが動かないか?動くことで余計な音が出ないか?動作確認をしてもらうことになっています。
1階の換気孔は床から90cmの位置に、2階の換気孔は床から3m近い位置にあるので、高低差を利用して効率よく暖かい、あるいは涼しい空気を循環させられそうです。


 
22.

外壁の菱葺きはこんな感じに出来上がりました。完成ではありませんが、雰囲気は伝わるかと思います。色の違うシルバー2色を葺き分けています。隠れた?おしゃれです。
板金自体は専門の工場で折り曲げ加工してくるのですが、役物と言って窓まわりの板金や、天井との納まり部分の板金などは板金屋さんが現場ごとに状況に合わせて加工してきます。
雨が吹き込まないよう、仮に吹き込んだ時には排水出来るよう考えられています。市松模様が間違えていないか?一応確認しました。

 

浦安の家 大工工事


 
9.

屋根断熱や建材の湿気を抜くこと、屋根の熱気を逃がすなどの理由で、屋根にも通気工法を採用しています。そのため、野地板(下地の板)はタイプが違うものを二重に張っていきます。
写真、大工さんが張っているのが1枚目の野地板です。野地板の裏に詰める断熱材の湿気が逃げられるよう透湿性のある板となっています。柔らかく、踏み抜いてしまうことがあるのでちょっと危険な作業です・・・。
下の段には既に1枚目の野地板の上に防水・透湿シートが張られ、垂木(45mm×55mmの角材)も並べられています。工程を説明しやすい良い写真です。
この垂木の上に針葉樹合板(2枚目の野地板)を貼りますが、それが屋根仕上げ材の直接的な下地となります。この垂木の高さ55mmが通気層となります。屋根の通気層は壁の通気層とつながっていて、壁や屋根下地の乾燥状態を保つ役割を果たすことで建物の耐久性が高まり、熱を逃がすことで夏の快適性が向上します。
完成してしまうと見えない部分ですが、必要な部分にはお金や手間をかけなくてはなりません。


 
10.

屋根の仕上げ工事をしています。下地は大工さんが造りますが、仕上げは屋根屋さんが行います。
黒いシートは防水シートです。一段高い部分は2階のホールで、すでにスレートが半分ほど張られています。天井が高く、午後からの日差しを採り込むことと、夏の熱気を逃がす目的があり、気持ち良い空間になると思います。
今回は屋根面積が広く雨漏りを防ぐために3寸勾配になっています。


 
11.

庇は勾配が緩く、雨漏り防止のためスレート葺きは出来ません。ガルバリウム鋼板のタテハゼ葺きを採用しています。
道路からもよく見える部分なので、下地・仕上げ兼用の垂木(野地板を支える角材)は1本ずつ丁寧に梁を欠き込んでからはめ込みます。野地板(屋根ふき材の下地板)も天井仕上げを兼ねるので無垢の杉の板を使います。
南の庭にも庇があり合板で造る予定でしたが、監督が大工さんと相談して無垢の板で造ってくれることになりました。ありがたいです。


 
12.

屋根に引き続き、大工さんが行うのが耐震工事です。筋交や耐震用の透湿ボードを取り付けていきます。また柱や梁、筋交いの取り合い部分には接合部が破断しないよう、様々な種類の金物が設置されます。
金物の仕様については許容応力度計算という構造計算をして決めています。10種類以上あり大工さんが図面を見ながら1つずつ付けていますが、確認にも1時間程度かかります。
今回はプラン的に壁が比較的多く設けられたので、基準の1.6倍の強度となっています。



 
13.

窓は断熱性能が違う2種類のサッシを使い分けています。サイズが大きく、冬の熱の損出も大きくなる窓は断熱性能の高い樹脂製サッシで、それ以外の比較的小ぶりな窓はシャープに納まり価格も若干下げられるアルミと樹脂の複合サッシです。
写真は食堂の吹抜けの窓ですが、大きいことから樹脂サッシにしました。下の引き違い窓の一方はお隣の庭に面しており、互い気にならないよう型板ガラスにしています。
上の4つはハメ殺し窓です。上下の窓は幅が揃うよう、両端のハメ殺し窓の幅は特注寸法となっています。
木の枠が付くと一体の窓に見えるはずです。乞うご期待です・・・。


 
14.

11.で紹介した庇の造作工事が完了しました。
梁は米松で構造計算して大きくはねだしています。畳1枚分・・・野地板(屋根材を載せるための下地板)は、化粧を兼ねているので杉板です。大工さんが丁寧に入れてくれた垂木と杉板がキレイに納まりました。
コンクリートの丸柱との対比が気に入っています。杉板は白いオイルで染色する予定です。


 
15.

作業の中心が内部になり、断熱材の充填が済みました。外壁に面する壁と、屋根の断熱材の施工状況です。通常よりも繊維の細かい断熱材で高性能タイプです。
繊維が細かいのでチクチク感も軽減されて、大工さんにも細かい部分への充填をお願いしやすいのが良いところです。しっかり詰め込まれているので、特に今の時期は屋根からの暑さの軽減が実感できます。
壁内の除湿対策も万全です。入った湿気が部屋の内側にも外側にも自由に抜けられるよう、ビニールにラッピングされていない断熱材と、外壁側には透湿性の高いボードを使用しています。
細かい質問がある方は連絡を頂ければご説明します・・・ここでは割愛します。


 
16.

フローリングを張っています。欠品が無いか、一旦広げて確認しながら作業を進めます。
左端から張っていますが、かすかに見える緑色の梱包ひもはスペーサーです。広葉樹のフローリングは少し隙間を開けて張るのが流儀です。
無垢の板なので少しの隙間は良いのですが、広がって押しあった末にフローリングが浮くのだけは避けなければなりません。
細かいことですが、フローリングの端を削り落としサッシの下にきちんと差し込んでいます。一手間加えていい住まいになっていきます。


 
17.

外壁左官下地の杉板を張っています。小生が設計を始めた頃は通気層は設けないのがほとんど(実際には見たことがありません)でしたが、建物の長寿命化のため小生の現場では左官仕上げの場合も通気層を設けます。 
写真下の方、横向きに張っているのが左官下地の杉板です。その下に縦方向に打ち付けられているのが通気層を造るための縦胴縁です。壁の通気は屋根の通気につながっている様子が分かると思います。 
ちなみに横方向に張られている板も1cm程度の隙間を空けているので、縦にも横にも風が流れるようになっています。入った湿気や水を乾かすための対策です。
水が入らないようにするのも、入った水が抜けやすくするのも、どちらも大切です。


 
18.

14.で紹介した軒天井が更に仕上がりました。 
跳ね出している庇部分は杉板で、柱から右側の2階洋室の底にあたる部分は松の合板です。どちらも白いオイルで塗装する予定です。
松の合板は下地用ですが、綺麗なものを入れてくれたのでいい感じに出来ています。


 
19.

収納を造っています。
鴨居は図面ではシナランバーという合板に溝を切る予定でしたが、無垢のツガ材を使ってくれることになりました。より綺麗に納まりました。
上に見える、窓の下にぴったり合わせて造られています。


 
20.

大きな住宅を普通のルームエアコン2台(1階と2階各1台)で空調出来るように計画しています。夏は冷気が1階に溜まり、冬は暖気が2階に溜まります。それをダクトファンで循環させるのですが、出来るだけコンパクトに納めたいと考えています。
ダクトファンは当初左の写真のように壁の中に納める予定でしたが、大工さん、電気屋さんと皆でアイデアを出し合い天井裏に納めることにしました。
結果、壁の中は右の写真のようにダクトとエアコンの冷媒管だけになり、コンパクトに納められそうです。


 
21.

前回話題にしたダクトとファンはこのように・・・壁には送風ダクト・エアコンの冷媒菅・スイッチボックスだけが納まります。天井裏ににはファンが。振動を抑えるためにFケーブルで吊っています。
ファンを動かした時の風圧でファンが動かないか?動くことで余計な音が出ないか?動作確認をしてもらうことになっています。
1階の換気孔は床から90cmの位置に、2階の換気孔は床から3m近い位置にあるので、高低差を利用して効率よく暖かい、あるいは涼しい空気を循環させられそうです。


 
22.

外壁の菱葺きはこんな感じに出来上がりました。完成ではありませんが、雰囲気は伝わるかと思います。色の違うシルバー2色を葺き分けています。隠れた?おしゃれです。
板金自体は専門の工場で折り曲げ加工してくるのですが、役物と言って窓まわりの板金や、天井との納まり部分の板金などは板金屋さんが現場ごとに状況に合わせて加工してきます。
雨が吹き込まないよう、仮に吹き込んだ時には排水出来るよう考えられています。市松模様が間違えていないか?一応確認しました。